太陽の匂い?

 今日の午前中は晴れており、洗濯物がよく乾いた。時間が経って干していた洗濯物を取り込んだ時、バスタオルがとてもいい匂いだった。無意識にこれは「太陽の匂いだ」と思ったが、よく考えると太陽の匂いとは何なのか。

 

 太陽の匂いという概念は何となく存在するものの、それがどういったものなのかは説明が難しい。それに太陽の匂いとはいうものの、それを感じるのは洗濯物が大半で日常歩いていて感じることはないのだ。

 

 それなら太陽の匂いではなく洗濯した物自体の匂いや、柔軟剤、洗剤の匂いではないか?と聞かれるとそれも少し違う。洗濯した物自体の匂いであるなら、洗濯する前でも同じような匂いになる。洗剤や柔軟剤の匂いもまた太陽の匂いと表現するものとは違う。洗濯してすぐの濡れた状態ではそれを引き出すことはできない。日光に当たってよく乾いた洗濯物だからこそ引き出すことができる匂いなのだ。

 

 調べてみると太陽の匂いという概念こそ存在するもののそれがどういったものかを細かく定義しているようには見られなかった。私は科学に関する知識は一切持ち合わせていないため、これを研究することは難しいしそのような予定もない。この記事を書いた理由はたまたま気になった内容を記録しておきたかっただけなのだ。

 

 「洗剤、柔軟剤の匂い」という正体がはっきりしている共通認識されるものではなく、「太陽の匂い」という正体がわからない上にぼんやりと想像できるものを認識できるような感性を持っていると何の変哲もない日常、出来事から少し違った視点でものを見ることができるのだろうか。